第4章 家計管理と上手な節約

毎月“3万円”貯蓄額を増やす方法

 第4章 家計管理と上手な節約


家計簿をつけよう

家計簿は「節約」と「貯蓄」の為には欠かせないツールです。家計簿を付けている人と、付けていない人では、お金の貯まるペースが違います。お金を貯めるのが上手な人ほど家計簿を付けていることが多いようです。
 

「無駄遣いを防ぐ有効な手段」

買い物をしてストレスの解消になるという人に家計簿はオススメ。1度や2度の無駄遣いであればいいのですが、それが続くと家計費を圧迫します。家計簿をつけていると、先月の家計が厳しかったのはこの服を買ったからだ、今月はちょっと抑えようという反省材料にもなります。
 

「家計簿の付け方」

自分に合った方法を見付けてください。パソコンが好きな方は家計簿ソフトやエクセルを使って、手書きが好きな方は書店に並んでいる家計簿を使うのも良いでしょう。それが面倒な方は、レシートを集めてノートに 貼っておく、それだけでも1ヶ月でいくら使ったか把握でき、使途不明金がなくなります。そして目標を立てることも大切です。「いつまでにいくら貯める」という目標を、通帳や家計簿、もしくはノートなどのどこかに書いておくことによって、いつも目にすることができ、意識も変わってきます。
 

「家計簿を続けるコツ」

誤差は気にしないコト。1円単位まで合わなくても 構いません。家計簿をつけようとレシートを探すが見当たらないという時は、大体500円位だったら500円と記入しておきましょう。そして、人に見せると いうコトも続けるコツです。パートナーに見てもらうことや、インターネットで公開するという方法でも構いません。最近は、家計簿を公開するサイトがあるので、どんどん活用しましょう。
 

「お金が貯まる家計簿」

(1)「使途不明金」を発見
どのご家庭でも始めは2万円〜3万円位の使途不明金があります。だから、使途 不明金があることは別に悪いことではありません。でも、それを発見することが 出来れば、その分を貯蓄に回すことが出来ます。
(2)予算を立てる
「外食が多かった、携帯をたくさん使い過ぎてし まった」という反省はいつでもできるのですが、家計簿をつけることにより、反省だけではなくて次の月に活かされるようになります。収入から固定費を引くと、 使えるお金が計算できます。使えるお金を、今までの家計簿に基づき、予算を立てます。この予算は袋分けで置いておくと尚良いでしょう。

クレジットカードの上手な使い方

家計の中でも固定費はクレジットカード払いにすることをオススメします。水光熱費などの公共料金や携帯電話や固定電話の通信費など、毎月決まったお金だけをカード払いにすることで支払日を統一でき、支出の管理がし易くなります。 またポイントも貯まりますので、貯まったポイントを商品券に換えて次の買い物に使ったり、マイルに換えて旅行に行ったりできるのでお得ですね。
 
しかし、衝動買いなどの買い物は必ず現金で払うようにしましょう。これをカードで払うことは、ただ支払いの先送りをしているだけです。そして間違ってもリボ払いには絶対にしないこと。年利約15%の高利ローンです。リボルビングの意味をご存じですか?ぐるぐる回るという意味です。それって、自転車操業のことですね(笑)。
 
最近は生命保険や損害保険もカード払いができる保険会社が増えてきましたので、そういう保険料もまとめてカード払いにしましょう。
 
また、クレジットカードの中には年会費無料のカードがあるので、そういうカードを作ると更にお得です。ゴールドカードは必要ないですね。年会費は1,000円でも割高だと思います。

知っておくと得する税金の還付制度

「確定申告」

給与所得者の方にはあまり関係ないと思われるかもしれませんが、毎年行う確定申告は所得税の自己申告のことをいいます。源泉徴収されている税金はあくまでも仮の計算であり、年末に調整が行われます。給与所得以外に収入のない方はこれで完結です。副業をお持ちで収入があったという方は、副業と給与の収入を合算して計算し直さなければいけません。この場合、副業で赤字 が出ていれば、税金が返ってくることもあります。また、次に挙げる項目に該当する方も必ず確定申告をしましょう。忘れていたという方も、還付申告は5年前まで遡ってできます。
 

「医療費控除」

年間10万円を超えた「医療費」は確定申告をすることで、 そのお金が返ってきます。これを医療費控除といいます。年間で10万円も医療費は掛からないだろうと思い、領収書を保管していない人がほとんどですが、1 月1日から12月31日までの1年間、何があるかわかりません。ちょっとした 風邪で通院した時の医療費何百円という領収書も全て保管しておくようにしまし ょう。家族全員分が対象ですから、知らず知らずのうちに10万円は超えているかもしれません。
この10万円という金額は自己負担した額のことをいいます。健康保険扱の場 合、負担した3割の金額のことです。その他、通院に掛かったタクシー代や薬局 で買ったお薬なども対象になりますので、それらのレシートも大切に保管してお きましょう。ただし生命保険などの給付金を受け取った場合や、高額療養費などの健保からの補助があった場合はその額を自己負担の金額から引かなければいけません。それでも10万円を越えるという場合にこの制度が使えます。
 

「住宅ローン控除」

平成21年にマイホームを取得し入居された方は、借入 金の年末残高(上限5,000万円)の1%が税額から控除されます。すなわち 毎年最高で50万円の所得税が戻ってくる計算です。控除できる期間は10年間もありますので、最大控除額はナント500万円。 この住宅ローン減税は平成21年から拡充されましたので、マイホームがまだの方は今が買い時かもしれませんね。
 

「寄付金控除」

年間1万円以上の寄付金が対象。それ以上寄付をしている人は、確定申告をすることで、1万円を超えた金額について税金が返ってきます。 寄付をしているという方は忘れずに申告を。
 

「パートの税金」

パート収入年間103万円までは非課税です。もし給与から所得税など源泉徴収されている場合は必ず確定申告をしましょう。103万円以下は所得税ゼロで、全額還付されます。

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