毎月“3万円”貯蓄額を増やす方法
第2章 お金が貯まる家計の方程式
お金を貯める基本は「先取り貯蓄」
先に述べたとおり「収入―支出=貯金」ではお金は貯まりません。
「収入ー貯金=支出」という流れが基本です。
もう少し細かく言うと次のようになります。
収入 ― 将来のための貯蓄 ― 固定費 = やりくり費
将来のための貯蓄をして、次に固定費を引いてから、やりくりするのです。
まずはやりくりする前に固定費を削ってください(見直してください)。
「住居費」「水光熱費」「保険料」「通信費」「自動車関連費」の中で削減できたものを「先取り貯蓄」に回すことで、家計の流れは大幅に変わります。
給料日前にどうしてもお金が足りないというと、月々のやりくりをしてしまいがちですが、そうではなく、固定費を見直しましょう。
一度見直すと効果が絶大です!
自動積み立ての活用
皆さんがお勤めの会社では、給料天引きで社内預金や財形制度がありませんか。
あるという方は是非その制度を活用してください。ないという方は、民間の金融機関の自動積立定期預金などを利用されるとよいでしょう。
まだされていない方は、無理のない範囲で直ぐにでも始めましょう。
これは1日でも、1か月でも早く始めることが大切です。
時間を味方につけることで貯まるお金は当然大きくなります。
口座を複数持つ
いつでも出し入れできる口座と、手を付けない口座を分けて管理することが大切です。
もっと極端にいうならば、20年先や30年先まで手を付けない口座があってもいいですね。
最低3つぐらい口座を分けて持っておかれることをオススメします。
生活費&緊急予備資金の口座 | いつでも出し入れできる「普通預金」を活用 |
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数年間は手を付けない口座 | 資金や住宅資金の貯金などを「定期預金」を活用 |
長期間にわたって貯金する口座 | 老後資金など長期間使わないお金は累投など「証券口座」を活用 |
証券口座以外にも生命保険などを活用して、30年満期の養老保険や年金保険に加入するという方法もあります。
ただ余裕のある範囲でかけてください。
余裕がないと、ついついそこからまた取り崩してしまうということになります。